
青山本校にてレッスン中の生徒の皆さんの様子です。
アヤコタナカドライフラワーアレンジメントスクール
私の愛する花
ドライフラワーだからこそ出来ることをしたいと考えます。
フレッシュな状態を保ったまま乾燥させた化学薬品を使わない花を
フレッシュドライフラワーと呼んでいます。
フレッシュドライフラワーには、花一輪の中に微妙なグラデーション、
やわらかな表情のある形が生まれます。
それらの花、一つ一つを重ねて制作してゆきます。
花の持つ密度の美しさ、これこそが私の愛する花の魅力です。
私は子供の頃、親に勧められるままに生け花に触れ、花で心を表す世界に
自然と親しんでいました。
そしてはじめてヨーロッパを旅した時に見かけた花々の飾り方に大きな
カルチャーショックを受け憧れであった西洋の花、ドライフラワーに出会いました。
そのころ洋書で見たようなフラワーアレンジメントを夢中で作りました。
時間をかけ自分でデザインし、作り上げる事にたまらない喜びを感じました。
その後色々な出会いがありドライフラワーの魅力をお伝えする仕事を
始めました。
今、原点に立ち返った気がしています。
日本の美意識を作品に取り入れたいという想いが今まで以上に強くなりました。
それは生け花で学んだ自然をお手本とする姿勢をさらに私なりに消化し、
自然の力を借りて超自然を作ることです。
和と洋、静と動対極のスタイルを併せ持った花、これが私の花です。
5年程前から“タブローフルール”という花で描く絵画を始めました。
この世界こそがドライフラワーだから出来ること・・・の究極の技法だと思っています。
立体のオブジェをつくる時も絵画のようにつくるときも揺らぎを感じるまで花を重ねます。
誤解を恐れず言うならば、とても贅沢な花です。
大きな可能性を秘めた素材、ドライフラワーからエネルギッシュで美しい作品が
生まれる事を一人でも多くの方に知っていただきたいと願う日々です。
かさね花
タブローフル−ル(花で描く絵画)の和名として考えた名前です。
フレッシュドライフラワーの深い色合いと、ていねいに花びら、葉を貼り合わせ、
ゆらぎが生まれるまで重ねて表現する技法、そして移りゆく色彩、これはまさに
日本の美に違いないと、気付きました。
生け花から花とのかかわりが出発している私にとって日本の美と花の関係性は
切っても切れないものであったようです。
タブローフルール(花で描く絵画)と名付け、フレッシュドライフラワーの
最大の魅力の深い色と動きを持つ花びら、葉を立体の絵の具のように使い
幾重にも花を重ねながら作品を創るほどに日本の美を意識していく私がいました。
「重色目(かさねいろめ)」という言葉があります。
袷わせ仕立てされた着物の表地と裏地の配色、日本人が作り上げた究極の色彩美
ですが、この「重色目」とは日本の四季の移り変わりを細やかに感じとり再現した
ものだと思います。
ここにも私のつくる花と同じ色彩美を感じました。
自然の美は絶対です。自然こそが私のお手本です。
しかし、自然を模写することができてもあくまで虚構の世界。
それならば自然界の力をかりて自然を超えたフラワーアート
を表現したいと思いました。
色においても、技法においても和名ををかさね花と名付けたいと考えました。
染めた花ではありません、時と共に色は移り変わります。
そのうつろいも又、日本の美意識ではないでしょうか。
創る人、見る人の気持ちを和らげ、心地よい感動を与えることにより
喜びを味合う。
植物のゆらぎを感じながら、幽玄の美まで高められたとしたら
どんなに素晴らしい花のアートになるでしょう。
種から芽を出し、花が咲きフレッシュドライフラワーとして生まれ変わった花
だからこそ表現できる世界。
Tableau Fleurs タブローフルール -かさね花-
日本の美として定着することを願って止みません。
アヤコタナカドライフラワーアレンジメントスクール主宰 アヤコ タナカ









